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トランプ一家支援のステーブルコイン「USD1」、複数チェーン対応へ ChainlinkのCCIPで相互運用性強化

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2025年5月16日、トランプ前大統領の家族が支援する「USD1」が、ChainlinkのCCIPと連携し複数のブロックチェーンで利用可能となった。セキュリティ強化と流通拡大を狙う。
米国テキサス州で開催された「Consensus 2025」で発表された。

目次

USD1がChainlinkと連携 マルチチェーン展開を実現

米国の暗号資産ベンチャー「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)」が発行する米ドル連動型ステーブルコイン「USD1」が、Chainlinkのクロスチェーン相互運用プロトコル(CCIP※)を通じて複数チェーンに対応した。

この発表は2025年5月16日にテキサス州オースティンで開催された「Consensus 2025」にて行われ、ステージにはChainlink共同創業者セルゲイ・ナザロフ氏と、トランプ前大統領の子息エリック・トランプ氏が登壇した。

USD1はイーサリアムとBNB Chainから対応を開始し、今後さらに多くのチェーンへの対応が予定されている。これまで特定チェーンに限られていたUSD1の利用範囲が広がり、分散型金融(DeFi)領域における相互運用性が一気に進むことになる。

また、USD1は米短期国債と法定通貨を裏付け資産とし、BitGo Trustが保管することで信頼性を担保している。すでに時価総額は20億ドルに達し、Binanceへの20億ドル規模の投資でも活用された実績がある。

※CCIP(Cross-Chain Interoperability Protocol):Chainlinkが開発したプロトコルで、異なるブロックチェーン間の安全かつ信頼性のある通信を可能にする相互運用技術。クロスチェーン・ブリッジの代替手段として注目される。

今後の展望

USD1のクロスチェーン対応は、今後のステーブルコイン市場において一つの転換点となる可能性がある。とりわけChainlinkのCCIPとの統合は、セキュリティと相互運用性を同時に向上させる技術的進歩として評価できる。

これまで、ブリッジ機能の脆弱性は過去に30億ドル以上の損失をもたらしており、信頼性の高いインフラ整備が急務とされていた。
ChainlinkのCCIPはこの点で高い信頼を集めており、WLFIの共同創業者ザック・ウィトコフ氏は「Chainlinkの堅牢なインフラが、USD1のグローバルな拡張と機関投資家向け展開に不可欠だ」と強調する。

さらに同社のザック・フォークマン氏は、「DeFiと伝統金融が融合する未来において、USD1はその橋渡しとなる存在を目指す」と語った。金融の分断を乗り越え、シームレスな資産運用が可能となるビジョンを描いている。

一方で、USDTやUSDCといった既存の主要ステーブルコインとの競争も激化が予想される。USD1は成長著しいが、時価総額ではまだUSDT(約1510億ドル)やUSDC(約606億ドル)に及ばない。

とはいえ、政治的な影響力や資本力を背景に、USD1が今後のWeb3金融基盤の一翼を担う可能性は十分にある。
クロスチェーン化による流動性と安全性の向上は、今後の業界標準を形成する布石とも言えるだろう。

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