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    Dynatrace、Google Cloudと連携し新プラットフォームを先行公開 次世代データ基盤「Grail」への期待高まる

    2025年4月25日、米DynatraceはGoogle Cloudと共通の顧客を対象に、新プラットフォームへの早期アクセスの提供を発表した。企業のクラウドネイティブ環境におけるデータ運用を飛躍的に効率化する可能性があるとして、注目が集まっている。

    目次

    クラウド環境の課題に対応 リアルタイム処理とAI活用で運用の高度化を後押し

    近年、企業が進めるデジタルトランスフォーメーションでは、複雑かつ膨大なデータのリアルタイム処理が課題となっている。DynatraceとGoogle Cloudの協業は、こうした状況に対応するものと考えられる。

    今回発表された新プラットフォームは「Grailデータレイクハウス」によって支えられているという。
    システムのログや、メトリクス、トレース、イベントといった多様なデータをコンテキスト付きで処理し、業務に直結する実用的なインサイトの抽出を可能にするとされる。

    リアルタイム性に加え、Davis AIとの組み合わせにより異常検知から対応策の提示までを自動化する点も特徴だ。クラウド上で動かすことを前提に設計されたITシステムにより、アクセス頻度の低いデータでもコストを抑えつつ、高速な分析が行えるという。
    このように、従来のサイロ化された運用では難しかった全体最適な判断が可能になる点に、企業の期待が集まっている。

    なお、本格的な提供開始は2025年6月30日が予定されている。

    運用最適化の新潮流を形成か 提供開始は2025年6月末を予定

    今回の早期アクセスプログラムは、Google Cloudユーザーに対し、次世代のオブザーバビリティ(※)技術をいち早く体験させる狙いがあるとみられる。
    特に、システムが複数の場所で同時に稼働する分散アーキテクチャ環境では、運用の効率化や障害発生時の迅速な対応が強く求められており、今回のような基盤が果たす役割は大きいといえる。
    クラウドネイティブなIT基盤を採用する企業にとって、本プラットフォームが標準となる可能性も否定できないだろう。

    一方で、このような高度なシステムを導入するには、それを使いこなすだけの専門的な知識や、社内の運用方法を見直す必要が出てくる可能性がある。特に、中小企業や昔ながらのITシステムを使っている企業にとって、導入のハードルは依然として高いと考えられる。
    また、AIによる異常検知や対応策の提示については、判断の根拠が十分に示されない場合、そのプロセスが不透明になりやすいという懸念もある。自動化が進むことで、逆に人間側の判断力やスキルの低下を招く恐れも否定はできないだろう。

    今後、DynatraceとGoogle Cloudがこうした懸念にどう対応し、どこまで使いやすさ・透明性・セキュリティを両立できるかが、普及と定着の鍵を握ることになりそうだ。

    ※オブザーバビリティ:システムやアプリケーションの状態を外部から可視化・理解・分析できる能力のこと。性能監視やトラブルシューティングに不可欠とされる。

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