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Hugging Faceが人型ロボ企業を買収、7000兆円規模市場「フィジカルAI」に本格参入

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2025年4月14日(米国時間)、フランス発のAIスタートアップHugging Faceが、オープンソース人型ロボットを手がけるPollen Roboticsを買収したと発表した。市場規模7000兆円とも試算されるフィジカルAI分野への参入を意味し、世界のAI開発競争に新たな火種を投じている。

目次

オープンソース哲学で人型ロボットへ、Hugging Faceが目指す未来とは

自然言語処理分野で急成長を遂げたHugging Faceは、AIをオープンに開発・共有する姿勢が評価され、現在では数百万ユーザーを抱えるコミュニティを形成している。今回の買収対象となったPollen Roboticsも、同様にオープンソースの理念を掲げる企業であり、両者の親和性は高い。

Pollen Roboticsが開発する人型ロボット「Reachy 2」は、およそ1000万円で購入可能な次世代プラットフォームだ。最大の特徴は7自由度のアームを搭載しており、複雑な動作が可能な点にある。また、Python言語でのプログラミングや、VR機器を用いた遠隔操作にも対応しており、教育・研究用途だけでなく、将来的にはサービス業や介護分野での活用も想定されている。

今回の買収は、単なる製品取得にとどまらない。Hugging Faceは、ソフトウェアにとどまっていたAI技術を物理空間に拡張し、「フィジカルAI」(※)としての活用領域を広げようとしているのだ。特にPollen Roboticsのような柔軟性あるハードウェアを得たことで、同社のエコシステムは一段と強固になるとみられている。

※フィジカルAI:物理空間で人間と相互作用するAI。自律的に動作するロボットなどがこれにあたる。

7000兆円市場を巡る覇権争い、Hugging Faceが描くポスト・デジタルの地平

NVIDIAのCEOジェンスン・フアンは、フィジカルAIを「次なる50兆ドル市場」と位置づけ、ロボットが第二の労働力となる未来を予見している。人間の肉体労働を肩代わりし得るこの領域は、既にNeura RoboticsやTeslaのような大手プレイヤーが商用開発を進めており、競争の激化は避けられない。

その中でHugging Faceが注目される理由は、クローズドな開発体制ではなく、オープンソース(※)を軸にしている点にある。同社のモデルとコードは、世界中の開発者がアクセスでき、アップデートや改良が高速で行われる。

今回の買収により、ソフトウェアとハードウェアを統合した「開かれたロボティクス」が実現すれば、企業や研究機関にとって強力な選択肢となるだろう。

一方で、Reachy 2はまだ実験的な段階にあり、産業用途に耐えるには改良の余地も多い。だが、その弱点こそがHugging Faceのコミュニティにとっては魅力でもある。

今後、世界中の開発者が知恵を寄せ合うことで、革新のスピードは加速する可能性を大いに秘めている。

※オープンソース:誰でもソースコードや設計を閲覧・改変・再配布できるソフトウェアやハードウェアの開発手法。コスト削減や技術革新を促進する利点がある。

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