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    テザー、分散型マイニングプール「OCEAN」と連携 アフリカ展開へ

    2025年4月14日、ステーブルコインUSDTを発行するテザー社が、分散型マイニングプール「オーシャン(OCEAN)」に現在運用中のハッシュレートと将来的な計算能力を割り当てる計画を発表した。
    アフリカ農村部を含む地域でのDATUMプロトコル活用によるマイニング体制の整備に乗り出す。

    目次

    マイナーの自立性を高めるOCEANとの連携が意味するもの

    テザーは、分散型マイニングプール「OCEAN」との連携を通じ、中央集権的な仲介を排除したビットコインマイニングの推進を明確に打ち出した。
    OCEANはオープンソースの「DATUMプロトコル」に基づき、マイナーが自らブロックテンプレートを構築可能にする仕組みを採用している。

    テザーは、現在保有するハッシュレートと将来的に確保する計算能力を段階的にOCEANに割り当てる方針だ。

    特筆すべきは、アフリカの農村部を中心とした展開構想である。
    通信インフラが不十分な地域においても、「DATUMゲートウェイ」を用いれば帯域幅の制約を受けずに高効率なマイニングが実現可能となる。
    同社はこの技術を武器に、数千台規模のマイニング設備をグローバルに展開し、分散型ネットワークの信頼性と効率性を両立させる構想を描いている。

    さらにテザーは今月15日、マルチチェーン対応の決済ソリューションを手がけるフィンテック企業「フィゼン」への出資も発表している。
    この投資により、ステーブルコインを活用したグローバルなシームレス決済の実現を狙い、USDTのユースケース拡大にもつながる見込みだ。

    地政学の壁を越える分散型マイニング構想 テザーが描く新インフラの未来

    テザーの取り組みは、分散型マイニングと決済の融合による新たなインフラ構築の先駆けとなる可能性がある。
    特に、アフリカを起点とした展開は、従来の地政学的バイアスから脱却したマイニングモデルの普及につながり得る。
    地域分散型のハッシュレート構造は、エネルギーコストの最適化や国家による規制リスクの分散にも寄与するだろう。

    さらに、同様のモデルは他のステーブルコイン発行企業にも波及し、USDCなどが独自の分散型マイニングエコシステムに関与する可能性も出てくる。
    これにより、マイニングのプレイヤー構造が再編され、金融とインフラがより一体化した形で暗号資産経済が発展していく局面が訪れると考えられる。

    ただし、技術的・経済的な成功には、ローカルパートナーとの協調、政治的安定性、環境負荷への配慮といった複合的な要因をクリアする必要がある。
    テザーの構想が真に持続可能なマイニング基盤へと進化するかどうかは、これら外的条件への対応力に大きく左右されるだろう。

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