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    Apple、温室効果ガス排出量を60%超削減 2030年カーボンニュートラル目標に着実な前進

    Appleは現地時間2025年4月16日、2015年比で温室効果ガス排出量を60%以上削減したと発表した。
    2030年までに全事業のカーボンニュートラルを達成するという目標に向けた最新の進捗報告であり、サプライチェーンから素材開発、消費者との接点までを巻き込む大規模な取り組みである。

    目次

    脱炭素化に向けたAppleの全方位的アプローチ

    Appleは2020年、「2030年までに全事業でカーボンニュートラルを達成する」という環境目標を掲げている。
    製品の設計から製造、使用、そして廃棄に至るライフサイクル全体を通じて炭素排出をゼロにするというものだ。

    今回発表された進捗では、2015年比で温室効果ガス排出量を60%以上削減していることが明らかになった。
    世界中のサプライヤーと協力し、2024年だけでも、再生可能エネルギーの導入により2180万メートルトンの排出を削減しているという。自動車約470万台分の年間排出量に相当する値だ。

    また、温室効果が極めて高いF-GHG(フッ素系ガス※)の削減にも本腰を入れている。
    26社の半導体サプライヤーが2030年までに90%以上の削減を約束しており、気候変動対策の中でも重要な施策と位置付けられる。

    素材面でも進展を見せている。
    再生希土類元素や再生コバルトを活用した製品設計はほぼ100%の水準に達し、新たな資源採掘による環境負荷を大幅に抑制している。
    2025年3月に発表された新型MacBook Airは、Apple製品史上最高となる55%以上のリサイクル素材を使用しており、同社の循環型経済モデルの象徴と言える。

    ※F-GHG(フッ素系温室効果ガス):
    冷却材や半導体製造などに用いられる人工ガスで、二酸化炭素の数千倍の温室効果を持つ。排出削減が国際的にも課題となっている。

    業界全体を牽引するAppleの影響力

    Appleは今回の発表に合わせ、国際的な環境保護の日であるアースデイ(4月22日)に向けて、一般消費者が気軽に参加できる取り組みを多数展開している。

    たとえば、Apple Storeでは5月16日までリサイクルキャンペーンを実施中であり、使用済みデバイスの回収促進を図っている。
    また、Apple Watchではアースデイ限定バッジを配信し、Apple Fitness+では環境をテーマにした特別コンテンツが公開される。
    さらに、Apple TVではドキュメンタリー特集を編成し、Tipsアプリでは日常生活で実践可能な環境アクションを紹介している。

    こうした取り組みは、消費者の意識を喚起しつつブランドへの信頼感を高める効果も持つ。一方で、Appleが設定する高水準の基準に対し、各国・各社の対応能力には濃淡があり、実効性の評価には一定の検証時間を要するだろう。

    Appleの影響力は環境政策の枠を超え、業界全体に波及している。
    今後は他のテック企業が追随する動きも加速すると見られ、グローバルな脱炭素競争が一段と活発になる可能性が高い。
    2030年の目標達成に向けて、Appleは引き続きその先頭を走るだろう。

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