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    サムスンディスプレイとインテル、次世代AIパソコン開発で技術提携を締結

    韓国サムスンディスプレイと米インテルは2025年2月23日、次世代AIノートパソコン開発を目指す技術協力と共同マーケティングに関する覚書を締結した。両社の先端技術を組み合わせることで、プレミアムパソコン市場での競争力強化を図る狙いがある。

    目次

    有機ELとAIプロセッサーの融合で高性能化と省エネを実現

    この提携において、サムスンディスプレイはインテルの最新プロセッサーチップに最適化された有機ELディスプレイ(※1)ソリューションの開発を担当する。
    特に注目すべきは、全酸化物バックプレーン技術を採用した新型ITパネルの開発だ。このパネルは1Hzまでの可変リフレッシュレート(※2)をサポートし、低リフレッシュレート動作時の消費電力を大幅に削減できるという特長を持つ。
    一方のインテルは、最先端のAI対応プロセッサーを提供し、両社の技術を組み合わせることで、高性能かつ効率的なAIパソコンの実現を目指している。

    ハイエンド・ノートブック市場では、サムスンディスプレイが中国の京東方科技集団(BOE)や韓国LGエレクトロニクスと激しい競争を繰り広げている。
    今回の提携はこうした競争環境のなかで、サムスンディスプレイとインテルが互いの強みを活かした相乗効果を生み出し、市場でのリーダーシップを確立しようという戦略的な動きと考えられる。
    一方で、両社の強みを活かした高性能ノートPCは必然的に高価格帯に位置づけられるため、高性能と高価格のバランスをどう取るかが大きな課題となる。

    両社トップが語る未来ビジョンと今後の展開

    東亜日報の記事によると、サムスンディスプレイのイ・ホジュン副社長は「インテルとの強固な協力を通じて、次世代ディスプレイ技術の革新に拍車をかけ、次世代AIパソコン市場の成長を主導していく」と意気込みを語った。
    インテル側からもデビッド・フェン氏が「両社の今回の協力を通じて、次世代AIパソコンで産業をリードしていきたい」とコメントしており、両社の意欲が感じられる内容となっている。

    具体的な製品発表スケジュールは明らかにされていないものの、両社は国内外の展示会でマーケティング関連の協力を拡大する方針だ。
    技術面では、インテルの「Core 200」シリーズや「Core 300」シリーズなど、最新のAI対応プロセッサーに最適化されたディスプレイの開発が進められると予想されている。この提携により、高品質なディスプレイと高性能プロセッサの組み合わせが実現すれば、ユーザー体験の向上や省エネ性能の改善といった効果が期待できるだろう。

    ※1 有機EL(OLED):有機物の薄膜に電流を流すと発光する現象を利用したディスプレイ技術。液晶(LCD)と異なり、バックライトが不要で自発光するため、より薄く、コントラスト比が高く、視野角が広いという特徴がある。

    ※2 可変リフレッシュレート:画面の更新頻度を状況に応じて変化させる技術。動きの激しいシーンでは高い更新頻度で滑らかさを保ち、静止画面では低い頻度に下げて消費電力を抑える。

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