NOT A HOTEL DAO、コミュニティ特化型インセンティブの実証実験を開始

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2024年12月3日、NOT A HOTEL DAO社は、コミュニティ特化型インセンティブの実証実験を開始すると発表した。

この取り組みは、コミュニティ活動の活性化とDAO(分散型自律組織)の新たな可能性を探ることを目的としている。

目次

「NOT A HOTEL」とは

「NOT A HOTEL」は「住むように旅をする」という新しいライフスタイルを提案する宿泊施設である。同ブランドが展開する施設は、不動産として購入可能でありながら、購入者が共同で利用・保有するモデルを採用している。リゾート地や都市部など全国に拠点を構え、デザイン性や快適性を重視した空間が特徴である。

「NOT A HOTEL DAO社」とは

NOT A HOTEL DAO社は、親会社であるNOT A HOTEL社が開発・販売する不動産物件「NOT A HOTEL」を「みんなで保有して、みんなで利用できる仕組み」の提供を目指す企業である。同社は会社法上は株式会社であり、DAOではないが、今後法整備が整い次第、DAOへの移行を検討している。

なお、NOT A HOTEL DAO社は、国内暗号資産取引所GMOコインでIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)による「NOT A HOTEL COIN(NAC)」の販売申込を実施している。国内でのIEOは「NAC」で7例目、GMOコインとしては2例目となる。

本実証実験の概要

実証実験では、特定のコミュニティ内での貢献度に応じて、NOT A HOTELの宿泊権をインセンティブとして付与する仕組みを設計・検証する。この宿泊権はNFT(非代替性トークン)化され、実装後はコミュニティ外でも自由に取引・流通が可能となる見込みである。これにより、メンバー間での相互評価や貢献の認識を促進し、コミュニティ全体の成長を目指す。

第1弾のパートナーとして、自己資本ベンチャーキャピタルの90s(ナインティーズ)が参画する。実証実験では、90sがオーナーとして所有するNOT A HOTELの宿泊権を活用し、NOT A HOTEL DAO社が確保している宿泊権の枠は使用しない。

今回の実証実験の結果を踏まえ、「NOT A HOTEL DAO(プロジェクト)」のコミュニティにインセンティブ機能を組み込むことも計画している。DAO内での活動量や貢献度を評価し、それに応じたインセンティブを提供する仕組みを導入することで、メンバー間の相互評価やエンゲージメントを一層強化することを目指す。

PlusWeb3担当マーケターの視点

NFTを用いた宿泊権の付与は、ユーザーエンゲージメントの向上とブランドロイヤリティの強化に寄与するだろう。

ホテルと不動産のあり方が変わっていくように、広告展開やブランディングにおける「UGCの距離感」や「インフレンサーマーケティングのあり方」も大きく変わると想定している。

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