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クラーケン、新機能「Kraken Launch」発表 初回はイールドベーシスYB販売へ

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年9月18日、米暗号資産取引所クラーケンは新機能「Kraken Launch」の提供開始を発表した。
さらに9月23日には、同機能の第1弾としてDeFiプロジェクト・イールドベーシスのガバナンストークン「YB」が販売対象となることが明らかになった。

クラーケン、Kraken LaunchでYB販売を開始

クラーケンは9月18日、新機能「Kraken Launch」を発表した。
この機能は、暗号資産の初期販売や資金調達に利用でき、ユーザーはクラーケンの口座やモバイルアプリを通じて直接参加できる仕組みとなる。

第1弾として、9月23日にイールドベーシスのガバナンストークン「YB」が販売対象に決定した。
イールドベーシスは、カーブ(Curve)創業者のミハイル・エゴロフ氏が手掛けるAMM(※)型DeFiプロトコルであり、ガバナンス機能を担うトークンが公開される。

この取り組みは、資金調達プラットフォーム「レギオン」との独占的パートナーシップに基づくもので、販売後にはクラーケン上で取引が可能となる予定だ。
また、参加にあたっては事前割当やインサイダー優遇措置は設けられず、販売枠の一部は「メリットスコア」による選考で割り当てられ、残りは先着順で提供される。

さらに、トークン販売はEUの「暗号資産市場規制(MiCA)」に準拠する形式で進められ、情報開示から販売後の取引環境まで一貫したサポートが整備されている。
これにより、販売前の透明性や規制対応が明確に示された格好となる。

※AMM(自動マーケットメーカー):取引所の注文板を使わず、数式アルゴリズムによって資産価格を決定する仕組み。DeFi(分散型金融)の主要プロトコルで採用されている。

公正性重視の仕組みが資金調達市場に与える影響

Kraken Launchの特徴は、従来のローンチパッドと異なり、公正性と透明性を強調している点にある。
事前割当を排除した設計は、不公平感を排しつつ幅広い投資家に門戸を開く仕組みであり、市場参加者に安心感を与えると考えられる。
特に、インサイダー取引や不透明な優遇措置への不信感が根強い暗号資産市場においては評価が高まるだろう。

また、EU規制に準拠する方針を掲げたことは、国際的な信頼性の確保に直結し得る。
投資家保護の観点からも、規制対応が明確なプロジェクトには参加しやすいという利点がある。
一方で、地域ごとの規制が異なるため、特定の国や地域では販売への参加が制限される可能性も残る。
これは、グローバル展開を狙うプロジェクトにとって課題となりそうだ。

レギオンの「メリットスコア」による参加枠の割当は、開発者やコミュニティの貢献を重視する点で画期的だが、スコア基準が不透明であれば逆に不満を生むリスクもある。
公平性を維持しつつ参加者を適切に選別できるかが持続性の鍵になるだろう。

総じて、Kraken Launchは市場の透明性と規制遵守を前面に打ち出すことで、資金調達の新たなモデルケースとなる可能性がある。
ただし、運営が継続的に公平性を担保できるかどうかが、今後の評価を大きく左右すると言える。

関連記事:クラーケン、一般投資家向けに無期限契約取引「Kraken Perps」を開始
https://plus-web3.com/latestnews_1000_5326/

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