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KLabがAIキャラクターゲームを企画 IP創出支援に採択

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年10月14日までに、国内のゲーム開発会社KLabは、企画中のAIゲームが経済産業省の「IP360」における「IP新規創出支援(新規IP企画支援)」に採択されたと明らかにした。AIキャラクターとのコミュニケーションを軸に、新たなゲーム体験の創出を目指す。現在は基礎技術開発とプリプロダクションの段階にあり、リリース時期は未定だ。

KLab、AIキャラクターとの対話を軸に新作ゲームを企画

KLabが取り組むのは、従来のゲーム開発工程にAIを導入する取り組みとは異なり、ゲーム体験そのものにAIを組み込む試みである。同社はすでにAIを活用して開発工程の大幅な短縮を進めているが、今回の企画ではゲーム内の登場人物であるキャラクターをAI化し、プレイヤーとのコミュニケーションを中心とする新たな体験の創出を目指す。

ゲーム業界では、新たなハードウェアやモバイル機器の登場が、それまでにない遊び方を生み出し、市場の拡大につながってきた。KLabは、AI技術の発展も同様に、ゲームの楽しみ方を変える契機になると考えている。
今回の企画は、AIを制作効率化の手段にとどめず、プレイヤーが直接触れるゲーム体験の変革に活用する点が特徴だ。

採択された「IP新規創出支援(新規IP企画支援)」は、ゲームやアニメ、音楽、実写などの分野で、新たな知的財産(IP※)の創出を促す制度である。既存事業者によるコンテンツの初期段階の製作・開発や、社内ベンチャーなどを通じた新規事業の取り組みを支援する。KLabの企画は、こうした新規IPの創出を後押しする枠組みの対象となった。

※IP(知的財産):作品やキャラクターなど、創作活動から生まれる価値ある資産。コンテンツ産業では、継続的な作品展開や商品化などにつながる重要な事業資源となる。

AIゲームが広げる可能性 体験の革新と開発上の課題

AIキャラクターとのコミュニケーションがゲームの中心になれば、あらかじめ用意されたシナリオを進める従来型の体験とは異なる遊び方が生まれる可能性がある。プレイヤーの発言や行動に応じてキャラクターとのやり取りが変化する仕組みを実現できれば、対話そのものが継続的なプレイの動機となり、作品への愛着を深めることも期待できる。さらに、独自のキャラクターや世界観を確立できれば、新たなIPとして育成する道も開けるだろう。

経済産業省の「IP360」は、日本発コンテンツの海外売上を2033年までに20兆円へ拡大する目標を掲げ、IPの創出・育成・海外展開を支援する事業だ。AIを活用した新しいゲーム体験が国内外のユーザーに受け入れられれば、日本発IPの競争力を高める取り組みの一つとなりうる。

一方、現時点では企画の初期段階にあり、製品化や具体的な発売時期は決まっていない。AIキャラクターの応答品質や一貫性、開発・運用コスト、プレイヤーが長期的に楽しめるゲーム設計など、実用化に向けた課題も想定される。
今後、技術開発を通じて対話の面白さとゲームとしての完成度を両立できるかが、企画の成否を左右する重要なポイントとなりそうだ。

KLab株式会社 プレスリリース

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