メインコンテンツへスキップ
最新ニュース 3分で読める

ココナラとElithが合弁会社設立へ AI管理・評価製品を展開

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

ココナラは、AIの安全性研究と製品開発を手がけるElithとの合弁会社設立を決議し、契約を締結した。
新会社は法人向けにAI利用の管理と出力品質評価を支援する製品を提供する計画だ。

ココナラエリス設立へ AIの安全運用を支援

2026年10月13日に公表された新会社の名称は「株式会社ココナラエリス」で、東京都渋谷区に設立される予定だ。
資本金は1,000万円で、出資比率はココナラ51%、Elith49%となり、代表取締役社長CEOにはココナラの鈴木歩氏が就任する予定である。
設立予定日は2026年11月1日で、AIの安全性評価・検証やAIエージェント関連事業を手がける。

Elithは2022年に設立され、AIの安全性に関する研究開発と企業への導入を手がけてきた。
製造、金融、医療・製薬などの大手企業を中心に、2026年9月時点で160社への導入実績がある。
2026年7月にはシャドーAI対策サービス「GENFLUX Security」の提供を開始した。
また、AIマネジメントシステムの国際規格ISO/IEC 42001:2023の認証を、企業向けAI活用SaaS「GENFLUX」の提供範囲で取得している。

ココナラはAIの構想から開発、現場への定着まで支援するAIカンパニーを展開しており、今後はAI BPO事業への拡大も掲げている。

新会社はElithの「GENFLUX」シリーズを基盤に既存製品を販売するほか、両社で新製品の共同開発も進める。
初期に取り組むのは、従業員が会社の把握していないAIへ業務情報を入力する「シャドーAI(※)」対策と、AIの回答に誤りや事実と異なる内容が含まれていないかを確認する品質評価だ。
社内のAI利用を可視化・制御・記録し、出力が業務利用に耐える品質かを検証する仕組みを提供する。

背景には、企業でのAI利用拡大に伴う情報漏えいリスクがある。
発表資料で引用されているNetskope「Cloud and Threat Report 2026」では、生成AI利用者の47%が会社の管理外にある個人向けAIアプリを使っているとされる。

※シャドーAI:企業が利用を把握・管理していないAIツールを従業員が業務で使うこと。機密情報などの入力により、意図しない情報流出につながる恐れがある。

AI活用の拡大には安全性と現場負担の両立が鍵か

企業が生成AIを試行段階から中核業務へ導入するには、利便性だけでなく、情報管理と回答の信頼性を確保することが重要になりそうだ。
利用状況の把握と品質評価が一体となれば、部署や業務に応じてAI利用の範囲を設計しやすくなるだろう。
導入支援から安全な運用までまとめて対応できれば、企業のAI活用を後押しする可能性もある。

一方、利用状況を可視化しても情報漏えいを完全に防げるとは限らず、品質評価の誤りもすべて検出できるわけではないだろう。
検知漏れや誤検知が起きれば、現場の信頼を損ない、業務を遅らせる恐れもある。

今後は、製品の導入拡大だけでなく、実際にリスクをどれほど減らし、業務品質を安定させられるかが評価を左右しそうだ。

株式会社ココナラ ニュース

関連記事:

テクマトリックス、Elith製生成AI品質評価ツール「GENFLUX Evaluation」の販売開始 レッドチーミングに対応

RELATED ARTICLEテクマトリックス、Elith製生成AI品質評価ツール「GENFLUX Evaluation」の販売開始 レッドチーミングに対応2026年10月8日、テクマトリックス株式会社は株式会社Elithと戦略的パート…Read →
Share this article コピーしました
WRITTEN BY

PlusWeb3 編集部

Web3・AI専門メディア

PlusWeb3 編集部は、ブロックチェーン・Web3・AIの最新動向をわかりやすくお届けする専門メディアチームです。業界経験豊富な編集者とリサーチャーが、信頼性の高い情報を厳選してお届けします。

コピーしました

Web3・AI・ディープテック領域のキャリアに興味がありますか?

業界特化メディアを運営する専門エージェントが、企業のカルチャー・技術スタック・選考ポイントまで踏まえてキャリアをご提案します。相談は完全無料です。