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日産が新型エルグランド出展 AI自動運転の実現へ

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年10月7日、国内の日産自動車は、10月13日から幕張メッセで開催される「Japan Mobility Show Bizweek 2026」の出展概要を発表した。新型「エルグランド」やAIを活用した自動運転技術、使用済みEVバッテリーの利活用などを紹介し、知能化と電動化を軸に次世代モビリティの方向性を示す。

AIドライブ技術と新型エルグランドを披露

日産の出展では、電動化技術、AIドライブ技術、サーキュラーエコノミー(※)の3領域が主な見どころとなる。電動化領域では、第3世代「e-POWER」パワートレインの仕組みを紹介するカットモデルに加え、同パワートレインを搭載した新型「エルグランド」を展示する。技術の仕組みと、それを採用する車両を並べることで、日産が目指す電動化の姿を具体的に伝える構成だ。

特に注目されるのが、運転支援技術で培った安全性と高度な車両制御技術に、最先端のAIを組み合わせる「AIドライブ技術」である。日産は、高速道路にとどまらず、複雑な市街地を含めたドアツードアの自動運転を目指しており、自動運転レベル4のロボタクシーの実現も目標に掲げる。今回の展示では、その開発に向けた取り組みを紹介する予定だ。

さらに、使用済みEVバッテリーの利活用やアルミ材の循環利用など、資源を有効活用する取り組みも取り上げる。車両の走行性能や利便性だけでなく、製品の利用後も資源の価値を引き出す仕組みを示す点が特徴と言える。

背景にあるのは、「モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」という長期ビジョンだ。AIを中核に据えるAIディファインドビークル(AIDV)を軸として、知能化と多様な電動化技術の組み合わせによる新たな移動価値の創出を目指している。

※サーキュラーエコノミー:資源を使い切って廃棄する従来型の経済活動から転換し、製品や材料を再利用・再資源化することで、資源の価値をできる限り長く活用する経済の仕組み。

AI自動運転が広げる移動の可能性と実用化への課題

日産が示すAIドライブ技術の方向性は、自動運転の適用範囲を高速道路から複雑な市街地へと広げ、移動の利便性を高めることにある。ドアツードアの自動運転が実現すれば、出発地から目的地までの移動を一貫して支援できるようになり、将来的にはロボタクシーなど新たな移動サービスへの展開も期待される。
ただし、今回発表されたのは開発の取り組みであり、実現時期や具体的なサービス開始時期は示されていない点に注意が必要だ。

AIを活用する車両では、複雑な交通状況を適切に判断する能力と、安全性を確保する車両制御が重要になる。市街地には歩行者や自転車、予測しにくい他車の動きなど多様な要素が存在するため、技術の高度化に加えて幅広い環境での検証が欠かせない。日産がこれまで蓄積してきた運転支援技術とAIをどう融合させるかは、自動運転の実用化を考えるうえで重要な論点となる。

一方、電動化と資源循環の取り組みも、今後の競争力を左右する要素だ。第3世代e-POWERの技術展示は電動化への取り組みを伝える機会となり、バッテリーやアルミ材の循環利用は、資源を効率的に活用する事業モデルの可能性を示す。環境面の価値と商品としての魅力を両立できるかが問われるだろう。

また、会期中のビジネスセッションには、日産CEOのイヴァン・エスピノーサ氏が登壇する。「AI・ロボティクスを、人を置き換える技術ではなく、人の可能性を広げる技術として社会実装させるには」をテーマに、有識者と議論する予定だ。
今回の出展は、日産の技術開発の方向性を示すものだが、今後は安全性、利便性、環境負荷低減を実際の製品やサービスでどこまで両立できるかが焦点となると言える。

日産自動車株式会社 プレスリリース

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