Web3の仕事は大きく分けて何種類?昨今で話題が絶えないWeb3の仕事内容・年収・始めるための方法をWeb3プロジェクト創業者が解説!
「昨今話題のWeb3にはどんな仕事があるの?」
「そもそもWeb3って何?」
仮想通貨やNFTなどで昨今話題の中心となっているWeb3ですが、実際にWeb3がどのようなビジネスでどのような仕事によって為されているのか詳しく知らない人がほとんどかと思います。
そんな方のために、この記事ではWeb3の仕事内容や年収・Web3に関わる仕事の始め方を紹介していきます!
- Web3の簡単なおさらい
- Web3に関係する仕事内容5選
- Web3の仕事は難しいのか、適性はあるのか
- Web3で仕事をしている人の大まかな年収
- Web3の仕事に興味がある方向けのサポート
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そもそもWeb3の仕事とは
昨今のバズワードで、雑誌やテレビ・Twitterなどでよく見かけるようになったWeb3ですが、まずはどのくらい話題になっているかをGoogle Trendで客観的に見てみましょう!
これを見ると、バブル期の仮想通貨と同じくらいWeb3が話題になっていることがわかります!
実は「Web3」が話題になっている理由として、有名企業も参入していることが挙げられます!
ここまで話題を巻き起こしているWeb3ですが、そもそもWeb3とは何でしょうか?
この記事では、Web3を「ブロックチェーン技術を活用して可能性を広げること」と定義して進めていきます!
定義はしましたが、実際「ブロックチェーン技術を活用して可能性を広げる」仕事ってなんだろうと疑問に思いますよね。
実はWeb3と言っても従来のWeb2の延長線上にあるものなので、仕事内容もWeb2でやっていたことの経験を生かせることがあります!
デザイナーやマーケター、エンジニアなど元々存在する職種の方々が、戦う市場を変えるといった程度だと認識してもらえればOKです。
現状Web3領域の仕事はかなり多くの種類がありますが、今回は5種類をピックアップしてそれぞれの仕事を解説していきます!
Web3の数多くの仕事を紹介
- Web3コミュニティ形成
- Web3デザイナー・クリエイター
- Web3マーケター
- Web3エンジニア
- Web3Bizdev
以上の5つをここでは解説していきます!
領域がWeb3になっただけで、Web2での経験が活かせるポジションが多そうですね。
とは言っても流石に全く同じというわけでもないので、詳細をこれから解説していきます!
1.Web3コミュニティ形成
1つ目は「Web3コミュニティ形成」です。
この仕事は、Web3特有の仕事の1つでもあります。
従来さまざまなプロダクトやサービスもコミュニティを形成しようと、SNSなどマーケティングをやられているとは思いますが明らかに目に見える形でのコミュニティはどこも存在していないように思います。
Web3では、プロジェクトを主導するチームがDiscordというコミュニケーションアプリを主に用いて、公式コミュニティを形成します。プロジェクトメンバーが実際にユーザーと会話したり、コミュニティ限定のイベントを開催したりと、日々密接に交流していきます。
- コミュニティデザイナー
- コミュニティマネージャー
- モデレーター
そんなコミュニティ形成ですが、主にその仕事は上の3つの役職によって行われており、これらの方の質でもプロジェクトの成功度が変わってくるほど重要な存在となっています。
最近ではコミュニティテックの会社やコミュニティ運営のDAOがあるほど重要な仕事として広く認識されています。
分散型を掲げているWeb3では、このコミュニティを通じてプロジェクト参加者にどのような体験をしてもらうかを設計します!
Web3コミュニティ形成の詳しい仕事内容
コミュニティ形成におけるアプリケーションはさまざまですが、今回はDiscordを使っての内容として話を進めます。
- プロジェクト参加者へのインセンティブや体験内容を設定:デザイナー
- プロジェクトに合ったカテゴリーやチャンネル・bot導入:デザイナー・マネージャー
- Discordの運営:モデレーター・マネージャー
- コミュニティのモチベーション継続:モデレーター・マネージャー
- 質問やクレーム対応:モデレーター・マネージャー
少ない仕事に見えますが、成功するプロジェクトであればある程コミュニティは活発に動きます!
大まかな流れは以下の通りです!
プロジェクトによるが、体験内容だけでなく大まかなインセンティブ設計も行う。
プロジェクトらしいカテゴリーやチャンネル・botを導入してコミュニティを整える。
Discordとプロジェクト両方に精通している必要あり。
TwitterやDiscordでのAMA(=ラジオ配信のようなもの)や、キャンペーンなどのコミュニティ参加者がアクティブに活動してくれる施策を考えて打ち続ける。
質問回答やクレーム対応なども含まれていて、継続的な作業になる可能性もあるため、柔軟な対応力・コミュニティとプロジェクト両方に精通している人が向いていると言えるでしょう。
Web3コミュニティ形成に必要なスキルや能力・求められる人材
Web3コミュニティ形成に必要なスキルは以下の通りです
- Discordへの知識
- 多言語能力:主に英語・中国語
- コミュニケーション能力
- デザイナー能力
デザイナー能力以外は必要不可欠なものではないですが、身についている方が円滑に物事が進みます。
Web3ではアメリカなどの英語圏の方が活発にコミュニティ参加してくる場合もあるので、英語はある程度できた方が良いでしょう。
他にもWeb3コミュニティ形成ではこんな人材が求められます!
- 文面でも場を盛り上げれる人
- まめに対応できる人
- プロジェクトとコミュニティツール両方に精通している人
- 参加者やプロジェクト内部の人間から信頼される力がある人
コミュニティはあくまでオンライン上での運営になるので、文面でも場を盛り上げれる人やまめに対応できる人は重宝されます。
あとは周りから信頼される人・嘘をつかない人が求められます!
参加者からの信頼が、プロジェクトが成功する1番の鍵なので1つの意見をテキトーに誤魔化す人、ましてや嘘をつく人は向いてない仕事かもしれません。
2.Web3デザイナー・クリエイター
Web3デザイナーとクリエイターの仕事は、プロジェクトにもよりますがかなり幅広いです!
- グラフィックデザイナー
- Webデザイナー
- CGデザイナー
- イラストレーター
- UI/UXデザイナー
- プロダクトデザイナー
- 音楽クリエイター
- etc…
これでもかなり減らした方ですが、掘ればもっと出てくると思います!
その中でも上記4つは、ほとんどのプロジェクトで求められるスキルです。
どれもNFTプロジェクトでは必要不可欠な人材となっていますし、デザイナー不足は発生しうる領域なので重宝される可能性がとても高いです!
Web3デザイナー・クリエイターの主な仕事内容
Web3デザイナーの主な仕事内容はNFT関係になると考えられます!
NFTにもメタバース空間や絵画系の2D画像による作品など、多くの種類が存在するため必要になる人材は様々です。
そこで各仕事の詳しい内容を一目でわかるようにまとめました!
仕事 | 主な仕事 |
---|---|
グラフィックデザイナー | 従来の役割と同じ マーケティング用にプロジェクト色を盛り込んだサムネや宣材写真の作成 プロジェクトの顔となるような、認知されやすいの画像や動画等作成 |
Webデザイナー | 従来の役割と同じ HPのデザインや構成からプロジェクトの色や特徴を視覚でキャッチできるものを作り上げる |
CGデザイナー | 主な領域はNFTやGameFi,その他全般 3Dモデルをメタバース空間にデザインする ブロックチェーンを用いた2D空間のゲーム作成 |
イラストレーター | 主なプロジェクト例はBAYCやCryptoPunks 平面の2D画像におけるNFT作品のデザイン |
従来と同じようなスキルで活躍できる仕事も多いです。
これからプロジェクトが増えていくにつれ、募集も増えていくと考えられます!
3.Web3マーケター
Web3プロジェクトを外に向けてマーケティングする人のことです!
最近の有名なWeb3マーケターで言えばNanndaの魔LUCIANさんや、AZITOやsine by META CAMELOTの全力まんさんが挙げられます。
主な仕事は以下の通りです!
- 認知のための外部営業
- コラボ依頼
- SNSマーケティング
- NFTの販売促進
- NFTのセール設計
とにかく営業・コラボ依頼・SNSマーケティングなどが主な仕事内容となっています。
中でもWeb3では、SNSなどを使ったバイラルマーケティングが利用されています!
最近の面白いマーケティングだと、Slashと呼ばれるWeb3決済サービスなどが挙げられます!
最新の決済方法を、昭和ベースの古いアニメーションで宣伝するというギャップがとても面白かったです!
(筆者も個人的に応援しています…!)
4.Web3エンジニア
Web3プロジェクトでは、開発において複数のポジションが必要となります。
- ブロックチェーンエンジニア
- フロントエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- ゲームエンジニア
- etc…
どれも大事な仕事となってきていますが、特徴的なのはブロックチェーンエンジニアとなります。
Web3のプロジェクトなので、スマートコントラクト開発が必要です。
ただブロックチェーンエンジニア以外にも、ブロックチェーンを活用しない部分の開発ポジションがあるので、従来のWeb2の経験がそのまま活かせるのもあります。
なのでWeb2でエンジニアをしていて、新しい技術に興味を持っている方におすすめできます!
5.Web3Bizdev
Web3Bizdevがやることは、ある種シンプルかつどのプロジェクトでも普遍的なものです。
どんな思いでブロックチェーンを使い、どんな課題をブロックチェーンを利用して解決するのか。
またどんな世界観でどんな市場を作り出すのか。
このような思想や世界観といった、メタビジョンで考える思考を持った人が取り組める仕事です!
そこで創業者がWeb3未経験で何の実績もない人となると、プロジェクトにおける中心人物の信用が崩れてしまうためプロジェクト自体が失敗になりかねません。
事業会社での企画・新規事業立ち上げ経験・実績がある方が活躍できる領域となっています。
Web3の仕事は難しい?
ここまで色々な職種を紹介してきたけど、具体的な仕事をする場合は難しいのか?その疑問をここでは解説します。
現状は「Web3」実務の未経験者がほとんどで、難しい仕事もあまりない。
最初にGoogle Trendを見てわかった通り、Web3という言葉自体がつい最近出てきたものです。
新しくできた市場だからこそ、今までの経験を活かしたり、学習意欲や好奇心が強い人が活躍できる市場になってくると思います。
Web3は、やはりWeb2の延長線上に存在している為、デザイナーやエンジニアは専門知識が必要な場合がありますが、マーケターやコミュニティ形成は独学や経験値でできる仕事です。
もちろん簡単な仕事ではないですが、成長意欲があれば誰でもできる仕事が数多くあります!
難しいと思われるのはWeb3という言葉があるからで、実際は従来の仕事とほぼ変わりません!
Web3 一,二年生の方が多い中に入っていくだけなので、初心者でも適正関係なく働けるはずです!
Web3の仕事は儲かる?年収・収入・収益は?
ではWeb3の仕事は儲かるのでしょうか?実際に働いてる人の年収はどのくらいなのか気になりますよね。
将来性もなければ安心できません。
そこで実際のプロジェクトや求人から見てみようと思います!
“海外”Web3企業から見る年収
手っ取り早くWeb3に参入している企業の年収から考えてみましょう!
世界的なWeb3企業であるMeta社の年収から考えてみます!
OpenWorkなどの口コミを見ていると、20後半から30代にかけて大体1000~2500万円くらいで、他の企業と比べてもかなり高いです。
Meta社がそもそも大企業ですから、妥当と言えますね。
Meta(メタバース):平均1,000〜2,500万円
Square(仮想通貨決済):平均約1,700万円
FTX(仮想通貨取引所):平均800万円
実際の求職内容から見る年収
実際の求職内容から見てみましょう!
仕事 | 年収 |
---|---|
コミュニティマネージャー(Hashhub) | 500〜800万円 |
デザイナー(CoinCheck) | 500〜700万円 |
マーケター(CoinCheck) | 500〜800万円 |
ブロックチェーンエンジニア(ココネ株式会社) | 600〜1,200万円 |
Web3Bizdev(ココネ株式会社) | 800〜1,500万円 |
もっと色々な職種や肩書きがあるのですが、大体の年収はこのようになっています!
こちらの年収は大体20~30歳くらいの求職内容です。
日本人の平均年収から考えてみると
- 20代:341万円
- 30代:437万円
かなり良い待遇となっているのは間違いありません。なのでWeb2のビジネス経験者が、Web3ポジションのキャリアアップとして選択肢に入ってきても良いと思います。
NFTプロジェクトから見る収益
次は今話題のNFTです!海外と日本の成功プロジェクトの取引高からどの程度収益が入っているかを考察してみましょう!
OpneSeaに載っているとある1月分の流通量から計算してみました!
NFT事業 | 取引高 | 想定利益 |
---|---|---|
BAYC(YugaLads) | 約20億495万円 | 約5,128万円 |
CNP(NinjaDAO) | 約1億8621万円 | 約1,862万円 |
世界最大のNFTプロジェクトは、なんと月20億円もの取引高を出しています!
想定利益も5128万円と、企業の1プロジェクトとしてはかなり多いです。
NFT自体がここ最近露出し始めたものなので、たった4~5年程度のプロジェクトがここまでの成果を出しているところを見ると夢がありますね。
現在日本の最高峰であるCNPも利益だけで月1862万円ありますから、ふとあなたが参加したプロジェクトがこのくらいの利益を生み出す可能性もあるワケです!
Web3の仕事の始め方は?
ここで興味を持ったとしても、実際に始める方法とかそれを知っている人に出会えないから無理と思っている方もいると思います。
では実際に始めようとしたら何をするべきなのでしょうか?
大まかな方法は2つです!
まずはプロジェクトに触れてみる
現状、Web3のわかりやすい情報が1番集まるのはTwitterです!
そこでプロジェクトの情報を集め、気になるものがあれば次はそのプロジェクトのホワイトペーパーも読むとかなり情報を吸収できます。
なので基本的には、Twitter→ホワイトペーパーの順番で情報を集めるのが良いでしょう。
各プロジェクトに対しての深い知識や考察には、Twitterよりもhashhubなどのレポートサイトがおすすめです!
コミュニティに入ってみる
1番いい情報収集のやり方はそのコミュニティに実際に入ってみることです!
NFTなどのDiscordコミュニティに入るのが1番簡単だと思うので、まずは実際にコミュニティに入ってみましょう。
日本のコミュニティで言えばAZITOやNENなど、活発なコミュニティの中に入ると様々な情報が飛び交うのでおすすめです!
→NENのDiscordはこちら
Web3の仕事や内部事情についてもっと知りたい方へ
先ほどSNSでの情報収集をおすすめしましたが、もっと直接的にWeb3への仕事や内部事情についての情報が知りたい方もいると思います。
上記で仕事の始め方とは書いたのですが、Web3はまだまだ情報が表に出ていません。
その中でWeb3の仕事を始めたい・より詳しくなりたいという方がいれば、当メディアの監修者であり、Web3プロジェクトの立ち上げをしている吉田さんにお話を聞くことができます!
Web3転職者支援を複数携わってきた吉田さんなら、転職に不安がある人への悩みにも寄り添いながら面談をしてくれます。
少しでもWeb3に興味があるなら、一度面談を申し込んでみてはいかがでしょうか?
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Web3の仕事 まとめ
いかがでしたでしょうか?
かなり多くのことを解説したので、ここで一旦おさらいしてみましょう!
- Web3の仕事は、Web2での経験の積み重ねを活かすことが出来る。
- Web2のビジネス経験を活かして挑戦できる。ex.エンジニアなど
- Web3は新しい市場なので実務未経験でも挑戦できる。
- 国内外含め待遇もよく、これからも伸びていく企業やプロジェクトが多い。
- Web3情報へのアンテナを張って情報収集をすることが大事
今なら早期参入者ですし、Web3を熟知している方からお話を聞けるカジュアル面談もあるので気軽に相談してみてはいかがでしょうか?
では、皆様が素敵なWeb3ライフを送っていることを願います!
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